【原文】
◆大奇論篇第四十八.
肝滿.腎滿.肺滿.皆實即爲腫.
肺之雍.喘而兩(月+満−さんずい)滿.
肝雍.兩(月+満−さんずい)滿.臥則驚.不得小便.
腎雍.脚下至少腹滿.脛有大小.髀䯒大.跛易偏枯.
心脉滿大.癇瘛筋攣.
肝脉小急.癇瘛筋攣.
肝脉騖暴.有所驚駭.脉不至.若瘖.不治自已.
腎脉小急.肝脉小急.
心脉小急不鼓.皆爲瘕.
腎肝并沈.爲石水.
并浮.爲風水.
并虚.爲死.
并小絃.欲驚.
腎脉大急沈.
肝脉大急沈.皆爲疝.
心脉搏滑急.爲心疝.
肺脉沈搏.爲肺疝.
三陽急.爲瘕.
三陰急.爲疝.
二陰急.爲癇厥.
二陽急.爲驚.
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【要約と解説】
奇病(珍しい病)について書かれた章です。
赤字の部分は次のような意味になります。
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心脈が満ちて大きくなる時には、てんかんを起こして筋肉がひきつれる。
肝脈が引き締まって小さくなっている時には、てんかんを起こして筋肉がひきつれる。
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足少陰腎経の脈がひきしまっているのは、手足が冷えて卒倒する病の癇厥である。
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参考:築地書館『意釈黄帝内経素問』小曽戸丈夫、浜田善利 共著