ドラベ症候群の鍼灸治療をさせていただいております。
子どもなので、刺す鍼と使用せず、当てたり、こすったりというような接触させるやり方で行っております。
この日誌は本当にメモという感じで記録しています。
【兄】
9/15の夜中12時頃に起き、寝なくなった。
昨日はデイサービスへ行き、いろんなことを覚えてきたようで、帰ってからもよく歌ったりしゃべったりしていたとのこと。
ロゼレム使用。ロゼレムは主治医には続けて飲むように言われているが、翌日も眠たがるため、お母さんはあまり飲ませたくない。(※先週9/10、11、12は続けて飲んでる)
ということで、治療の際も少しぐでぐでした感じ。
機嫌が悪いわけではない。眉間の青筋が薄くなっているのは薬のせいか…?
腹診:左天枢、左肝の相火
頭むくんでる。
治療:火曳きの鍼、散ずる鍼、回陽の鍼、火曳きの鍼、両合谷鍉鍼、両手陽明擦過、両照海鍉鍼、両足陽明擦過、大椎、命門鍉鍼、背部擦過、大椎・命門ドライヤー、頭部散鍼
※寝ないという状態は大きな発作を起こす前兆となっていることが多いため、お母さんは心配している。
【弟】
昨日、お風呂を長く入れてしまい、発作。(目を見開き、ガクガク)
1分ほどで治まる。
お風呂の時間はいつもは5分~10分弱だが、昨日は15分ほど?入れてしまった。
(浅い水位で40℃ほどのお湯)
その後は特に問題なし。
前回のような期限の悪さもない。
治療:火曳きの鍼、散ずる鍼、回陽の鍼、火曳きの鍼、両合谷鍉鍼、両手陽明擦過、両照海鍉鍼、両足陽明擦過、大椎、命門鍉鍼、背部擦過、大椎・命門ドライヤー、頭部散鍼
※回陽の鍼くすぐったがる。
【今回の弟くんの状態を聞き、少しつかめたこと】
◆熱が大きく影響しているとき(全身的体温が上昇した時)には、ガクガク、ブルブル、目を見開くといういわゆる一般の人がイメージしそうな発作がでる。(陽実)
◆ぼーっとするのは食事、イライラ、冷え等が原因で一時的に心下がつまり、心陽不振を起こすのではないだろうか。(陽虚)
◆ドラベ症候群の特徴である体温が上がると発作が起こるというのは、相対的に頭の温度が上がるために起こるのでは…?
全身的に冷やすとその副作用が出てくる(食欲不振、軟便、風邪…)
これを解消するためにも、頭のみを冷やし、足(下半身)はあたためてあげるのが良いのではないだろうか?
頭寒足熱は健康の基本でもある。
ということで、兄くんには氷嚢で頭冷やすように指示。(特に夕食後の発作が起こりやすい時間帯)
当てる場所はおでこ、頭のてっぺん。