疲れた時に甘いものが食べたくなったり、
疲れていなくても男女問わず多いように思います。
甘いものが食べたくなるのはなぜなのでしょう?
東洋医学ではこう考えます。
「気をゆるませたいから」
東洋医学では「五味」という考え方があり、味を5つに分類しています。
そして、それぞれの味に作用があります。
その中で甘味には「緩和作用」があるとされています。
「疲れる」ということはなにか心身ともに緊張する状態が続き、体力を消耗したということです。
その緊張状態を甘いものを食べることによって解除しようとするのが、「甘いものを食べたい」という欲求なのです。
緊張状態を解除する方法は実はいろいろありますが、「食べる」という行為ほど手軽な方法はありません。
ですから、まずすべきことは自分のカラダの状態を認識することです。
「いつもは甘いものを欲しいと思わないのに今日は無性に食べたい…」という方は
「今日は自分が思っている以上に頑張ったんだな」と。
「いつも甘いものが食べたい!!」という方は
「自分は精神的にも肉体的にも緊張しやすい質なのだな」と。
もしかしたら、砂糖中毒になっているのかもしれません。
しかし、そのような状態になること自体、「緊張しやすいカラダの状態」がベースにあることを知ってください。
このように「甘いものが食べたい」という欲求は緊張状態にあるカラダからの素直な声なのです。
しかし、食べすぎはいけません。
気を緩ませる作用のある甘いものを食べすぎると、しまりがなくなり、
「重い・だるい・ねむい」といった症状の原因になります。