· 

2020.01.09

ドラベ(Dravet)症候群の鍼灸治療を行っております。

4歳の彼らには刺す鍼は用いず、主に鍉鍼(ていしん)と呼ばれる金属の棒を用いて行っています。

痛くもかゆくもないので、基本的には機嫌よく受けてくれています。

ここでは彼らのその日の症状や所見、治療内容などを簡易的に記録しています。

 

【兄】

食欲もあり、機嫌もよい。

元気。

睡眠もしっかりとれている。

 

腹診:前回あった全体的な張りはなくなっている。

臍周辺の冷えは引き続きある。

 

治療:火曳きの鍼、回陽の鍼、散ずる鍼、火曳きの鍼、両合谷鍉鍼、両手陽明擦過、両照海鍉鍼、両足陽明擦過、大椎、命門鍉鍼、背部擦過、頭部散鍼

 

【弟】

今朝から欠伸発作が頻発している。

食欲、二便は通常通りだが、昨日の夜の寝つきが悪く23時ごろ就寝。

 

腹診:心下~両脾募(+)

 

治療:火曳きの鍼、回陽の鍼、散ずる鍼、火曳きの鍼、両合谷鍉鍼、両手陽明擦過、両照海鍉鍼、両足陽明擦過、大椎、命門鍉鍼、背部擦過、頭部散鍼

 

※腹部打鍼(回陽の鍼、散ずる鍼)嫌がる。

治療後心下のつまりは取れたが、治療後も欠神発作が数秒起こる。

下りたこと陽気不足か…?こうなるとやはりお灸も検討していかなければない。