簡易的ではありますが、ドラベ(Dravet)症候群の鍼灸治療(小児はり)日誌をつけています。
子どもなので、刺す鍼は使わず、刺さない鍼を用いて小児はりを行っています。
【兄】
元気。機嫌も良い。
治療:火曳きの鍼、散ずる鍼、回陽の鍼、両合谷鍉鍼、両前腕手陽明大腸経擦過、両照海鍉鍼、両下腿足陽明胃経擦過、大椎・命門鍉鍼、背部擦過、頭部散鍼
【弟】
元気。
治療:火曳きの鍼、散ずる鍼、回陽の鍼、両合谷鍉鍼、両前腕手陽明大腸経擦過、両照海鍉鍼、両下腿足陽明胃経擦過、大椎・命門鍉鍼、背部擦過、頭部散鍼
野菜は食べなかったが、大根は揚げてチップスにしたら2人とも食べたとのこと。
※味覚は身体を守るためにある。毒や腐っているだとかそのようなものを避けるためにある。
身体の小さい子供は当然大人よりも弱い。だからこそ、大人が思っている以上に味覚は敏感。
大人以上に鋭い味覚感覚を持っている。
そのため、新米しか食べない、た○やの小豆しか食べない、新鮮なものしか食べない、化学調味料を使っていると食べない。
などという話をよく耳にする。
つまり、すごくおいしいもの(=身体に良いもの)しか食べないのだ。
だから、偏食のお子さんには以下の事を試してもらう。
・食材にこだわる。(調味料からすべて)
・お母さんの料理の腕を上げる。
さらに、子どもは噛む力が弱かったり、見た目で判断したりする子も多いため、以下のようなことに注意してもらう。
・柔らかくする(肉であれば、そのままではなく、ひき肉を使うなど)
・小さくする
・色に気をつける(食べない色は隠す。色とりどりにしてみる。)
もちろん、双子のお母さんにもこのようなことを伝え、試してもらっているが、なかなか改善されない。
ドラベ症候群のお子さんには偏食の子が多いと言われている。
これは病気の傾向としてそうなのだろうか。
双子は味の濃いものを好むため、嗅覚が利いていないのかとも考えた。
おむつを替える際など、顔をそむけるなどの動作はするので、全く利いていないということではなさそうだが、少し弱いかも(?)
試行錯誤続く・・・