【名称】
薬品名(例):トピナ錠25㎎
一般名:トピラマート
薬効分類名:抗てんかん剤
【効果・効能】
他の抗てんかん薬で十分に効果が認められない場合の部分発作
・単純部分発作
・複雑部分発作
・二次性全般化発作
【薬理作用】
抗てんかん薬には、「興奮系」を抑えるタイプと「抑制系」を強めるタイプがある。
(※新しい抗てんかん薬には上記とは違った働きをするものもある。)
トピナは興奮系の働きを抑え、抑制系の働きを強める第2世代の抗てんかん薬の一つ。
具体的には・・・
<興奮系を抑える>
・興奮性シグナル(Na̟⁺、Ca⁺)のチャネルを遮断することで、興奮の伝導を抑える。
・グルタミン酸による過剰な興奮を抑える。
<抑制系を強める>
・GABA受容体の作用を高めること抑制性シグナル(Cl⁻)の流入を促進させる。
・炭酸脱水素酵素を阻害することで抑制性シグナル(Cl̠⁻)の流入を促進させる。
【主な副作用】
・傾眠・めまい・摂食異常・頭痛・腹痛・吐気・便秘・下痢・口内炎・体重減少・倦怠感
【重大な副作用】
頻度は稀だが、
・続発性閉塞隅角緑内障を伴う急性近視
【その他の副作用】
※発汗減少